人材育成って難しい…マニュアル化なんかできないし…。

震災関連のシステム改良件名で、先日、顧客最終レビューの前日の夜に現行機能(今回修正した箇所ではない部分)のバグが見つかる。
いろいろと諸事情あって、その不具合対応の主担当者として3年目の若手が任命された。
僕はリーダー的な立場で、監督をする形…。

ちゃんと背景は知っているはずだし、先日の顧客と、バグの説明とテスト計画の話をしたときにも同席していたというのに、どうにも期待していたタイミングで報告・連絡・相談が無い。

今回は、これもいろいろな事情があり、かつスピードが求められるため、当社内製ではなく、協力企業に作業はお願いした。そうは言っても、若手の主担当には、当社(元請)の「件名担当者」としての役割がある。
当社(元請)の「件名担当者」の役割があるはずなのだ。

しかし、その役割をわかっていないという事実が判明した。
既に新人というわけではないので、基本的なことは分かっていると勘違いしていた。

彼は、顧客レビューでNGとなったテスト計画を、協力企業に修正をお願いせずに、独断で自分で修正しようとしていた。

…。

こういった部分は、本当にどうすれば身に付けてくれるのか、わからない領域だ。

件名をどういった工程で進行させるか。
システムの仕組みや仕様がどうなっているか。
こういったことへの対処は、長年のシステム開発・保守の歴史の中で、相当に問題視され、改善する為の活動が行われてきた。
だが、それ以前の、仕事の進め方というか、意識というか、そういった領域は、マニュアルなどで解決できる分野ではない。

…。

なんで何時になっても「人手不足」なんだろう…。
どんな場所でも、どんな職種でも…。
人材育成が壁であり課題であり、正否を分けるんだな…。