僕なりのこだわりだったり誠意だったりは…空しく散ることも多いですが…。

現在主に手がけているシステム開発…というよりは既存システムの大規模改良プロジェクトにおいては、事実上の現場サイドを元請け企業として監督するような役割を担っているという意識で仕事をしている。

だから現場の声は細かく聴きたい。無論、可能な範囲で…ではあるけれど…。

うちの会社もそうだけれど、既存システムの様々な知識を持ち、判断できる人が、パートナー企業含めて、少ない。慢性的に少ない。
作業規模が大きくなり、一時的に人を増やしても、たいていそういった人が作る設計書を見ると、いろいろとわかってない部分が見え、指摘することが多すぎて収集がつかなくなる。

こんな状況でこのプロジェクトは成功裏に終わらせることができるんだろうか…。
そんな不安ばかりが増し、現場のSEたちに対するレビューでの指摘もそれなりに厳しいものとなるのだけれども…。
結局は、既存システムなどを知っている旧来のメンバーの負担が増すことになり、それが悪循環してしまう。

…。

金曜日は、パートナー側リーダーとの話し合いが長引いた。
ドキュメントの書き方やその周知内容について、今の状況ではまずいという当社側の担当者の意見に対しての扱い。

基本的には今の設計段階で、できるだけ詳細に書き分けて欲しい。そうするべきだ。…という正論と、現場の実状とのギャップがある。

正論だけを振りかざして、「 やれ 」 というだけでは、人は着いてこない。

少なくとも僕はそう考える。…時と場合にもよるけれど…。

…。

一方で、何の罪悪感も無く平気で、白と言っていたことを黒と言い、我々システム開発側の事情などまったく斟酌しないのが、今の顧客だ。
顧客といっても親会社であるわけだが…。

顧客の担当者に、いくら現場の実状を知ってもらっても、そのときは理解してもらっても、相手は自分のところのボスが黒と言えば、いままで何度も白と言ってきたことを、平気で覆し、あたかもはじめから黒と言っていたかのような態度をする。
そして、我々には何の罪悪も感じない。

そういうカルチャーで洗脳された者たちなのだ。

最近は、本当に彼らが憎い。

近年、辞めて行く者が多い背景には、そういった部分もあるんじゃないかと思える。

…。

昨日は本当にギリギリの精神状態だった。

来週は顧客側との重要な打ち合わせがあるけれど…。
自分がキレてしまわないか不安だ。